トップページ > 投資信託の基礎知識(4) 初めての資産運用、投資信託の解約・運用金について

投資信託の基礎知識(4) 運用期間

運用期間はどのくらい?

投資信託が運用される期間のことを「信託期間」といいます。信託期間は投資信託の運用が開始されてから終了されるまでの期間です。信託期間は2−3年の短期から無期限まで信託する銘柄により異なります。しかし、ほとんどの銘柄はいつでも解約できるので、投資家は自分の投資目的に合わせて自由に決められます。

それぞれの期間と特徴

追加型   単位型
信託期間 : 無期限または長期(10年以上) 信託期間 : 有期限
信託期間が長いため、投資信託の設定後、いつでも解約できるのが特徴です。このため、投資家は自分の都合に合わせて投資信託の設定や解約ができます 決められた募集期間中に集まった資金だけで投資信託を設定し、募集締め切り後は資産の追加ができないのが特徴です。
さらに、安定した運用を行うため信託期間中は解約できない一定期間(クローズド期間)を設けているのも特徴です。

POINT:「繰上げ償還」ってなに?

繰上げ償還とは、当初設定されていた償還日より前に繰り上げて償還されること。あまり一般的ではありませんが、あらかじめ決められている条件を満たしたときに行なわれます。典型的なケースは、ファンドの資産総額の減少。その場合、投資信託を保有している投資家に繰り上げ償還についての賛否が問われ、異議申立て期間中に過半数の反対がなければ繰上げ償還されることになります。投資信託を選ぶときに資産総額の小さいファンドは避けた方がよいとされるのは、資産規模が小さいと効率的な分散投資が行なえないという理由に加え、繰り上げ償還のリスクがあるためです。